日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
作詞 不詳
作曲 不詳
勝ち誇りたる軍隊は
蹄の音を後にして
はや影も無く進みけり
筒の響きも遠ざかり
煙ぞ濁り迷うなる
影微かなる星一つ
明け行く空に輝きて
血潮の露に宿るなり
安城河原の月冴えて
憎むか死せしますらおよ
聞け進軍の喇叭の音
なおも吹き鳴らすは誰ぞや
見よ夏草の一群に
戦死をなせしますらおよ
枕並ぶる喇叭卒
丘の士より野末まで
赤き心に息込めて
闇に轟く音高く
吹きし喇叭を今は手に
名誉の傷をその胸に
左手に傷を押さえつつ
右手に喇叭を握り締め
吹き鳴らすなり勇ましく
霧より脆き身なれども
息ある限り我が役目
哀れ勇士の朝夢を
草の床より呼び覚まし
死地に進めと下知しつつ
吹き鳴らすなりその喇叭
息ある限り吹けや吹け
ああ顔色は変わりたり
暫し喇叭の音止めよ
汝が任務は終わりたり
やよ誉れある喇叭手よ
任務は今や終わりたり
旭の旗の影あるぞ
陣頭高く今一度
弾飛び来る戦場の
血潮の中に今一度
彼が喇叭は響くまじ
されど最期の一声の
響きは絶えて事も無く
月影暗き軍営に
過ぎし戦を語る時
敵の砦を陥とし入れ
聞け勝鬨の声高く
汝が任務終わりたり
汝が喇叭に進みてし
勇士の城を乗っ取りて
いざ別れなんその前に
喇叭を挙げて今一度
凱旋の曲を奏せずや
別れの曲を奏せずや
最期に残る息込めて
枯野の辺り秋立ちて
野風に騒ぐ旗薄
永き恨みや隠すらん
暁深く今もなお
今しが喇叭は響くなり
実に日の本山桜
残す誉れの名ぞ高し
身は外国の野に死すも
永く留めなんますらおよ
名は白神の源次郎
名は白神の源次郎
作曲 不詳
勝ち誇りたる軍隊は
蹄の音を後にして
はや影も無く進みけり
筒の響きも遠ざかり
煙ぞ濁り迷うなる
影微かなる星一つ
明け行く空に輝きて
血潮の露に宿るなり
安城河原の月冴えて
憎むか死せしますらおよ
聞け進軍の喇叭の音
なおも吹き鳴らすは誰ぞや
見よ夏草の一群に
戦死をなせしますらおよ
枕並ぶる喇叭卒
丘の士より野末まで
赤き心に息込めて
闇に轟く音高く
吹きし喇叭を今は手に
名誉の傷をその胸に
左手に傷を押さえつつ
右手に喇叭を握り締め
吹き鳴らすなり勇ましく
霧より脆き身なれども
息ある限り我が役目
哀れ勇士の朝夢を
草の床より呼び覚まし
死地に進めと下知しつつ
吹き鳴らすなりその喇叭
息ある限り吹けや吹け
ああ顔色は変わりたり
暫し喇叭の音止めよ
汝が任務は終わりたり
やよ誉れある喇叭手よ
任務は今や終わりたり
旭の旗の影あるぞ
陣頭高く今一度
弾飛び来る戦場の
血潮の中に今一度
彼が喇叭は響くまじ
されど最期の一声の
響きは絶えて事も無く
月影暗き軍営に
過ぎし戦を語る時
敵の砦を陥とし入れ
聞け勝鬨の声高く
汝が任務終わりたり
汝が喇叭に進みてし
勇士の城を乗っ取りて
いざ別れなんその前に
喇叭を挙げて今一度
凱旋の曲を奏せずや
別れの曲を奏せずや
最期に残る息込めて
枯野の辺り秋立ちて
野風に騒ぐ旗薄
永き恨みや隠すらん
暁深く今もなお
今しが喇叭は響くなり
実に日の本山桜
残す誉れの名ぞ高し
身は外国の野に死すも
永く留めなんますらおよ
名は白神の源次郎
名は白神の源次郎
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