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日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
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作詞 不詳
作曲 田中穂積

軍人たるの本分は
心は忠に気は勇み
義は山よりもなお重く
死をば軽しと覚悟せよ

またも礼儀を謹みて
上を敬い上よりは
下を愛して一筋に
和諧を旨と心せよ

武勇は古来我が国の
誉れぞ勉め励めかし
されど粗暴を慎みて
胆力練りてよく謀れ

信義に厚きは軍人の
花にしあれば後先を
深く考え仮初に
事な謀りそくれぐれも

驕奢に流れ軽薄に
奔るは兵の弱きもと
常に質素を旨として
欲と華美とに遠ざかれ

この五箇条は天の道
人の道なり魂ぞ
畏み守れと大御言
勤しみ守れ我が武夫
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作詞 塩田環
作曲 永井建子

アムール河の流血や
凍りて恨み結びけん
二十世紀の東洋は
怪雲空に蔓延りつ

コサック兵の剣戟や
怒りて光散らしけん
二十世紀の東洋は
荒波海に立ち騒ぐ

満清既に力尽き
末は魯縞も穿ち得で
仰ぐは一人日東の
名も芳しき秋津島

桜の匂い衰えて
皮相の風の吹き荒び
清き流れを汚しつつ
沈滞ここに幾春秋

向ヶ丘の健男児
虚声偽涙をよそにして
照る日の影を仰ぎつつ
自治領建てて十一年

世紀新たに来れども
北京の空は山嵐
さらば兜の緒を締めて
自治の本領顕さん
作詞 加藤明勝
作曲 栗林宇一

万朶の桜か襟の色
花は吉野に嵐吹く
大和男子と生まれなば
散兵線の花と散れ

尺余の銃は武器ならず
寸余の剣何かせん
知らずやここに二千年
鍛え鍛えし大和魂

軍旗守るもののふは
全てその数二十万
八十余ヶ所に屯して
武装は解かじ夢にだも

千里東西波越えて
我に仇なす国あらば
港を出でん輸送船
暫し守れや海の人

敵地に一歩我踏めば
軍の主兵はここにあり
最後の決は我が任務
騎兵砲兵共同せよ

アルプス山を踏破せし
歴史は古く雪白し
奉天戦の動きは
日本歩兵の粋と知れ

携帯口糧あるならば
遠く離れて三日四日
曠野千里に渡るとも
散兵戦に秩序あり

退く戦術我知らず
見よや歩兵の操典を
前進前進また前進
肉弾届く所まで

我が一軍の勝敗は
突喊最後の数分時
歩兵の威力はここなるぞ
花散れ勇め時は今

ああ勇ましの我が兵科
会心の友よ来たれいざ
共に語らん百日祭
酒盃に襟の色うつし

歩兵の本領ここにあり
ああ勇ましの我が兵科
会心の友よ来たれいざ
共に励まん我が任務
作詞 鳥居忱
作曲 滝廉太郎

箱根の山は 天下の険 
函谷関も物ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え後に支う
雲は山をめぐり
霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木
羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
天下に旅する剛毅の武士
大刀腰に足駄がけ 
八里の岩ね踏み鳴らす
斯くこそありしか往時の武士

箱根の山は 天下の阻
蜀の桟道数ならず
万丈の山 千仞の谷
前に聳え後に支う
雲は山をめぐり
霧は谷をとざす
昼猶闇き杉の並木
羊腸の小径は苔滑か
一夫関に当るや万夫も開くなし
山野に狩りする剛毅の壮士
猟銃肩に草鞋がけ 
八里の岩ね踏み破る
斯くこそありけれ近時の壮士
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