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日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
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作詞 後藤武雄
作曲 不詳

大同江の水高は
深くもあるか蘆田鶴の
渡るを見れば深からず
牡丹の台の敵営は
高くもあるか秋の蝉
鳴くを聞きては高からず

大同江にも優りたる
深き水高は君の恩
牡丹の台の高きにも
優れて高き国の恩
君の恵みに比べては
いとど浅瀬の大同江
何で渡れぬ事あらん
君の恩義に比べては
平地も同じ牡丹台
何の越されぬ事あらん

大同江を押し渡り
いざや報いぬ国の恩
牡丹の台を踏み越えて
いざや報いん君の恩
大同江を押し渡り
これより目指す牡丹台
敵の営所は近からん
牡丹の台に取り詰めて
見れば堅固の玄武門
敵の堅めは固からん

大同江は渡りたり
何とてここの破れざる
鳥さえ通うものなるを
蝉だに鳴きてあるものを
大和魂あるものの
この門一つ破られぬ
事の何とてあるべきか

我が神州の軍人は
死をば恐るるものならず
生きて帰らぬ心あり
生きて帰らぬ心して
玄武の門を破るべし
敵の堅めはありとても
君の恵みと国の恩
思えば命惜しからず
いざや開かん玄武門

武人たる身の本分を
思えば命惜しからず
いでや進まん牡丹台
玄武の門に近付きて
死地に乗り入り関門を
開きし者はこれ誰ぞ
我が軍隊の一兵士
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