日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
作詞 不詳
作曲 不詳
遥か彼方の海の上に
輝く光の浮き沈み
夜目には定かに見えねども
これぞ連合艦隊の
大連湾を船出して
栄城湾に舵を取り
向かえるものと知られたり
二十余艘の運送船
佐久間中将その外の
兵士共を乗せて行く
隊列正しき有様は
実に壮なり勇ましし
湾内狭しと進み入る
第四遊撃隊よりは
陸戦隊を組織して
上陸せんと構えたり
この時敵は野戦砲
四門備えて防戦を
試みつれば我が兵は
艇砲たちまち応戦し
艦隊よりも砲撃を
試みつれば敵兵は
支え難しと思いけん
散りて影無しつわものの
陸戦隊は一兵も
傷付く事もあらずして
上陸するを得たりけり
敵は逸早逃れてか
栄城湾内只一の
敵頑とても響かざり
暫しの間敵情と
窺いたれど抵抗の
さまは見えあるあわれさよ
草木の音にも心置く
敵は逃れて跡もなし
栄城湾の大勝利
作曲 不詳
遥か彼方の海の上に
輝く光の浮き沈み
夜目には定かに見えねども
これぞ連合艦隊の
大連湾を船出して
栄城湾に舵を取り
向かえるものと知られたり
二十余艘の運送船
佐久間中将その外の
兵士共を乗せて行く
隊列正しき有様は
実に壮なり勇ましし
湾内狭しと進み入る
第四遊撃隊よりは
陸戦隊を組織して
上陸せんと構えたり
この時敵は野戦砲
四門備えて防戦を
試みつれば我が兵は
艇砲たちまち応戦し
艦隊よりも砲撃を
試みつれば敵兵は
支え難しと思いけん
散りて影無しつわものの
陸戦隊は一兵も
傷付く事もあらずして
上陸するを得たりけり
敵は逸早逃れてか
栄城湾内只一の
敵頑とても響かざり
暫しの間敵情と
窺いたれど抵抗の
さまは見えあるあわれさよ
草木の音にも心置く
敵は逃れて跡もなし
栄城湾の大勝利
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