忍者ブログ
日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
* admin *
[30]  [29]  [28]  [27]  [26]  [25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

作詞 力石徳太郎
作曲 不詳

豊島以来尾を巻きて
逃げつ隠れつ潜み居る
卑怯未練の敵艦を
偵察なして会えば是非
微塵にせんと我が艦は
大同江を出発す
真っ先駆けて吉野艦
続く高千穂秋津州
少し離れて浪速艦
これを案内に松島が
旗艦となりて率いしは
千代田の後に厳島
橋立比叡扶桑艦
赤城西京十二隻
岬を回り島を経て
北に南に乗り回る
実に勇ましき堅陣は
風伯恐れて息を呑み
龍神縮みて音を閉づ
空は緑に波青し
ここ黄海の北の果て
やがてぞ見ゆる大孤山
北を遥かに眺むれば
煤烟一朶空にあり
すわや清国北洋の
艦隊来れり出会いたり
愉快を叫ぶ将校の
眉目は喜色に包まれぬ
水兵共は熟練の
技量をここに顕さん
腕を擦りて静まりて
満艦寂と音も無し
静かに破る号令は
部署に付けのただ一声
全速力の我が艦は
敵近々と猛進し
有効距離となるや否
たちまち放つ第一砲
これを始めに敵味方
互いに劣らぬ砲撃は
千雷走り万雷の
轟き渡る恐ろしさ
一天晴の戦いも
陣形崩れぬすわやすわ
進めと乗り込む単縦箋
怒龍の翻り隙も無き
我が急撃に敵艦は
勢い挫け力抜け
沈みつ焼けつ座礁しつ
堅固の梯はらはらと
跡白波と消え失せぬ
残る敵をば追撃し
廟島包む朝霧を
払って帰る日の旗は
我が国光を黄海の
波に染めけりいつまでも
天地の尽きん時までも
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可     
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
BACK HOME NEXT
ブログ内検索
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 日清戦争 All Rights Reserved