忍者ブログ
日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
* admin *
[2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

作詞 土井晩翠
作曲 不詳

祁山悲秋の風更けて
陣雲暗し五丈原
零露の文は茂くして
草枯れ馬は肥ゆれども
蜀軍の旗光無く
鼓角の音も今静か
丞相病あつかりき

清渭の流れ水痩せて
咽ぶ非情の秋の声
夜は関山の風泣いて
暗に迷うか雁が音は
令風霜の威も凄く
守る諸営の垣の外
丞相病あつかりき

帳中眠り微かにて
短檠光薄ければ
ここにも見ゆる秋の色
銀甲堅く鎧えども
見よや待衛の面影に
無限の愁い溢るるを
丞相病あつかりき

風塵遠し三尺の
剣は光曇らねど
秋に傷めば松柏の
色も自ずと移ろうを
漢騎十萬今更に
見るや故郷の夢いかに
丞相病あつかりき

夢寝に忘れぬ君王の
今際の御言畏みて
心を焦がし身を尽くす
暴露の務め幾年か
今落葉の雨の音
大樹一度倒れなば
漢室の運はたいかに
丞相病あつかりき

四海の波瀾治まらで
民は苦み天は泣き
いつかは見なん太平の
心のどけき春の夢
群雄立ちてことごとく
中原鹿を争うも
誰か王者の師を学ぶ
丞相病あつかりき

末は黄河の水濁る
三代の源遠くして
伊周の跡は今いずこ
道は衰え文斃れ
管仲去りて九百年
楽毅滅びて四百年
誰か王者の治を思う
PR
作詞 不詳
作曲 不詳 

ああ夢の世や夢の世や 
思えば三年のその昔 
ただ一人なる母刀自を 
都の空に残し置き

遥かに遠き江田島に 
学びし事の夢なれや 
学びの業をなし修め 
八島艦にと乗り組し

心の中やいかならん 
舟は程なく出帆し 
千里の波路外海を 
いと安らかに航海し

清水港に止まりぬ 
思えば如月半ば過ぎ 
親しき友と上陸し 
朝陽館にと上りしが
作詞 鳥山啓
作曲 瀬戸口藤吉 

守も攻めるも黒鉄の 
浮べる城ぞ頼みなる 
浮べるその城日の本の 
皇国の四方も守るべし 
真鉄のその艦日の本に 
仇なす国を攻めよかし

石炭の煙は大洋の 
竜かとばかり靡くなり 
弾丸撃つ響きは雷の 
声かとばかりどよむなり 
万里の波濤を乗り越えて 
皇国の光輝かせ
作詞 大和田建子
作曲 小山作之助

千引の岩は重からず
国家に尽くす義は重し
事あるその日敵あるその日
降り来る矢玉のその中を
冒して進みて国の為
尽くせや男児の本分を
赤心を

髪一筋も軽からず
国家に捨つる身は軽し
嵐の枕氷の褥
千辛万苦のその中を
凌ぎて努めて君の為
捧げよ男児の一身を
身命を
作詞 不詳
作曲 不詳

輝く朝日の旗押し立てて
繰り出す隊伍の喇叭の響き
さすがに整う我が陸軍の
光はたちまち海外までも
いや照り渡りて誉れはここに
新高山とぞ世に仰がるる
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

武勇も優れて情も篤き
日本男児の潔き名を
仮にも汚さん振る舞いあらば
桜の花よと誰歌うべき
忠孝仁義は暫しの程も
身を放たじといざ心して
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

硝煙弾雨の乱るる中も
鉄条網さえ張りたる野辺も
烈しく突っ込め指図のままに
決死はもとより予ねての覚悟
これぞ我が国勇士の鑑
誉れは万世その名は八千代
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士

築きに築きしその城塁も
備えに備えしその大砲も
何かは頼まん頼むは一つ
我が国愛する我が軍人の
義を見て引かざる雄々しき心
これこそ東洋平和の守り
一朝国家に事ある時は
命を捧げて進めや兵士
BACK NEXT
ブログ内検索
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright: 日清戦争 All Rights Reserved