日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
作詞 大和田建樹
作曲 小山作之助
吉野を出でて打ち向かう
飯盛山の松風に
靡くは雲か白旗か
響くは敵の鬨の声
あな物々し八万騎
大将諸直いずくにか
彼の首を取らずんば
再び生きて帰るまじ
決死の勇に当たりかね
脆くも敵は崩れたち
一陣二陣陥りて
本陣危うく見えにけり
目指す敵の諸直と
思いて討ちしその首は
敵の謀れる偽りか
欺かれしぞ口惜しき
なおも屈せず追うて行く
されど身方は小勢なり
新手の敵は遠巻きに
雨のごとくに矢を注ぐ
今はや見なんこの野辺に
捨つる命は君の為
無き数に入る名を留めて
いでや誉れを世に残せ
枕並べて諸共に
一族郎党ことごとく
消えし草葉の露の玉
光は千代を照らすなり
今も雲居に声するは
四条畷の不如帰
若木の楠の芳しき
誉れや人に語るらん
作曲 小山作之助
吉野を出でて打ち向かう
飯盛山の松風に
靡くは雲か白旗か
響くは敵の鬨の声
あな物々し八万騎
大将諸直いずくにか
彼の首を取らずんば
再び生きて帰るまじ
決死の勇に当たりかね
脆くも敵は崩れたち
一陣二陣陥りて
本陣危うく見えにけり
目指す敵の諸直と
思いて討ちしその首は
敵の謀れる偽りか
欺かれしぞ口惜しき
なおも屈せず追うて行く
されど身方は小勢なり
新手の敵は遠巻きに
雨のごとくに矢を注ぐ
今はや見なんこの野辺に
捨つる命は君の為
無き数に入る名を留めて
いでや誉れを世に残せ
枕並べて諸共に
一族郎党ことごとく
消えし草葉の露の玉
光は千代を照らすなり
今も雲居に声するは
四条畷の不如帰
若木の楠の芳しき
誉れや人に語るらん
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