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日清戦争~日露戦争前(明治26~明治36/1893~1903)
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作詞 野津道貫
作曲 不詳

皇御軍は去年の夏
安芸津島根を船出して
虎伏す高麗の荒野より
唐土指して攻め入りつ

越ゆれば易き
海山の千里の外の頑迷
支那の夷を打ち込め速く
上げつる勝鯨波の

今年の春は外国も
光を仰ぐ日の本の
境広めし浦安の
船路を帰り来て

境は都の大内山
千代万世と我が君の
御代の栄えを祝うなり
御代の栄えを祝うなり
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作詞 不詳
作曲 不詳

九連鳳凰乗っ取りて
進む第一軍隊は
舳巌析木城を取り
なお敗兵を追撃し

進み進みて行く先は
敵の構えし海城よ
さして要害ならねども
窮鼠かえって猫を噛む

逃ぐるに道なく大砲を
蕎麦山に備えつつ
我を目掛けて砲撃す
山より見下ろす敵の兵

見上げて進む大和武士
指揮なす大鳥少将や
大迫少将諸共に
軍は励ます号令に

突貫進む勢いに
敵も支うる気力失せ
守りを捨てて逃げる
我が兵これを追い撃ちて
進んで乗っ取る紅瓦塞
作詞 落合直文
作曲 不詳

世に名高き威海衛
我にますらおに攻められて
逃ぐべき方も無きままに
早掲げたり白き旗

虜となした身しらの
数は千万八百万
我が手に落ちし唐船の
数は百艘はた千艘

陸に海路にかくばかり
雄々しき功績を立てたるは
広き世界の歴史にも
堪えて例はあらざらん

さはさりながらこのために
命捨ててしますらおの
身をし思えば儚さに
絞られれにけりわが袂

こと憎きは西の国の
心汚き蝦夷船
そをし思えば口惜しさに
圧せけられり我が腕

この哀しさを口惜しさを
報い晴らさん身のために
彼捕えてし蝦夷らの
長き髪をばまず切らん

切りにし蝦夷のその髪を
大綱小綱に打ち縒りて
捕えし舟をや繋ぎてん

繋ぎし蝦夷のその舟の
千舟百舟万舟
そをまたさらに我が舟の
後ろの方にや繋ぎてん

さてまた前なる御舟には
日の大御旗翻し
軍楽隊の軍楽を
いと勇ましく奏せてん

さてまた次なる御舟には
清き真榊を押し立てて
先に失せにし人々の
御霊の限り祭りこむ

さてまた次なる御舟には
高く掲げて祝いこむ
かく様々に装いして
君が御世をば歌いつつ

強しと誇る外国の
海の事々巡らばや
強しと誇る外国の
海の事々巡らばや
作詞 大和田建樹
作曲 多梅雅

雨か霰か弾丸は
雷か嵐か砲撃は
我等に続けや決死の士
誉れを上げるはこの時ぞ

敵の弾丸潜り抜け
敵の砲塁躍り越え
一度に上げたる突貫の
響きは天地を動かしぬ

敵もさるものその中に
目立つ白馬の大将は
滴る刃を抜き持ちて
ここを先途と応戦す

出でや来たひし敷島の
大和魂振りかざし
切れ味見するはこの時ぞ
進めや進め決死の士

目指す白馬の大将は
馬諸共に倒れたり
前後に轟く勝鬨の
響きは山河を奮わしぬ
作詞 加藤義清
作曲 奥好義

火筒の響き遠ざかる 
跡には虫も声立てず
吹き立つ風は生臭く 
紅染めし草の色

わきて凄きは敵味方 
帽子飛び去り袖千切れ
斃れし人の顔色は 
野辺の草葉にさも似たり

やがて十字の旗を立て 
天幕をさして荷いゆく
天幕に待つは日の本の 
仁と愛とに富む婦人

真白に細き手を伸べて 
流るる血潮洗い去り
巻くや包帯白妙の 
衣の袖は朱に染み

味方の兵の上のみか 
言も通わぬ仇までも
いと懇ろに看護する 
心の色は赤十字

あな勇ましや文明の 
母と言う名を負い持ちて
いと懇ろに看護する 
心の色は赤十字
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