作詞 永井建子
作曲 永井建子
霜は軍営に満ち満ちて
秋気清しと詠じける
昔の事の偲ばるる
月の光の清けきよ
遠き山々近き川
千里の果ても一色に
隈なく晴れて影も無し
隈なく晴れて影も無し
思い起こせばこの頃の
諸所の戦い先駆けて
台揚を破り城を抜き
千苦万苦を経たる身の
不思議に命長らえるて
今なお頼む剣太刀
太刀を据えれば氷なす
光は映る月の影
ふりさけ見れば天の原
月は故郷も交じるまじ
親同胞が打ち寄りて
我を案じて語るらん
我が父母や兄弟を
思わざるにはあらざれど
君に捧げし身にあれば
我が大君の敵国の
降らんまでは死を誓い
屍は野辺に晒すとも
故郷の方は見もやらず
勇み勇みて戦わん
勇み勇みて戦わん
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